▼畑日記
2010年も収穫する野菜の成長を報告していきます。
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8月28日
8月も残りわずか、諭吉ッちゃんのトウモロコシの畑も、土が見えるようになってきました。今日、最後にチェックアウトのお客様をお見送りしようと玄関を出た途端またまた電話のベルが鳴ります。
「へえ、ちっとは休まんと体がもたんぞ!!畑にこおし。へえ、スグにだぞ。」
気持はとっても嬉しいのですが、スグには・・。
オーナーも「諭吉ッちゃんは、お前が来てくれへんと気が済まへんねん。行ったって。」に、今お見送りしたお客様の片瀬さんを追いかけるように畑に向かいました。
畑のなかの東屋にいた、梅ちゃんが「おうおう、諭吉っちゃんが今ここでそっちの様子を見ながら電話かけてたよ、」東屋のグリルにはトウモロコシが焼けていました。
やっぱりここからいつもファーストトレインを見張ってるのね。
アリガト!こっちの都合と時間は、まるで無視だけどいつも心配してくれてるのね。
トウモロコシの畝から先ほど見送ったばかりの片瀬さんと出てきた諭吉っちゃんが私を見るなり「おう!働きすぎ、つんこと。へえ、栄養とれし!!」と焼けたトウモロコシをくれました。「有難う、諭吉っちゃん、またユックリ来るからね。」に、「もう行くだか、ちょっとは休めよ」
甘いトウモロコシの味が浸み入ります。でも、私はウルトラマンで帰らなくてはなりません。さあ、今から次のお客様をお迎えするための、魔女の秘密の時間よ!!
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8月22日
昨日の夜、なっちゃんがトールペイント教室で、夏野菜の苗が植わる前の5月から「完成したら諭吉っちゃんにアゲルの!!」と、言って描き始めた作品が完成して諭吉ッちゃんに持っていくことにしました。
今朝、どうしても畑に行く間もなく、清里を出発しなければならなかった、なっちゃんに代わってその時の様子も諭吉っちゃんのこともよく知っている寿美さんと、ヨヨママと朝食前の束の間の時間にです。
「ゆきっちゃ〜ん!早く早く!急ぐの走って!!!」と、畑の畝からチラチラ動く姿に遠くから声を掛けました。
わざとこちらに近づくにつれノロノロ歩く諭吉っちゃんに、ヨヨママも「ユキチちゃん〜!!チヅルさんが用があるのよ!!早く早く」と促します。
そして、昨日の夜の話に加えて、ファーストトレインにやって来るたびに、小さいころから諭吉っちゃんの夏野菜を食べてきたナッちゃんの作品であることを伝えました。
「お〜!!どうやって飾るっか、入口か東屋か・・。」あまりに思いがけず素晴らしい作品に大真面目に悩んでいます。
「ほお、今度また描いてもらうだか、自分でモロコシ描いたのは下手くそだからなあ・・」と、なっちゃんの作品がとてもお気に入りな様子。
後ろのなっちゃんサインにも気がつきました。
なっちゃん、無事に渡したからね!!10月にまた来る日に、諭吉ッちゃんが飾った様子も見てあげてね!!
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8月17日
諭吉っちゃんから、昨日に引き続き今日も電話が掛ってきました。
用件は「へえ、10分でいいから仕事を投げてこおし!モロコシが焼けてるぞ、」です。何かと思えば、夏の盛りに走り回っている私を労って、ご馳走してくれると言うのです。しかし、夏のトップシーズンは時間との闘いで、魔女と言えども、その10分が取れないのです。気持はとっても嬉しいのですが・・。「ありがとう、私の分までお客様に食べさせてあげて!!」と、言うと「いいや、アンタに、つうこと!!倒れちもうぞ。」と、そこで電話が切れてしまいました。5分もしないうちに今度は館内の呼び鈴が鳴りました。「おお!誕生日プレゼント!!しっかり食えし。」と、焼きたての熱々のトウモロコシを、袋にパツパツに入れて持ってきてくれたのです。まあ!嬉しい、ホントに気にかけてくれているのね。しかも、ちゃんと誕生日を覚えていてくれてたのね。「おお、そりゃそうよ、畑の軽トラのナンバープレートと、同じっちゃあね。」本当に笑えてしまいます。本当にありがとう。
トウモロコシに加え、ぶっきらぼうな諭吉っちゃんの優しい気持が嬉しいよ。有難う、本当にありがとう。
嬉しいお誕生日になりそうよ。でも、私は23歳だからね!!
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8月10日
ファーストトレインの清里広報部長と言えばキヨさん、そして諭吉っちゃんに「私は、あなたの茶飲み友達になってあげます!」なんて言い放つ程の常連陣の大御所でもあります。
モチロン、6月に来た時にも諭吉っちゃんの畑をチェックしていたので、畑の中の今年の状況も、チヅルさんに並んで「顔パス」出来る存在です。
皆が居るのもお構いなしに「諭吉っちゃ〜ん!!」と、大きな声で畑に向かって叫びます。
例のシカよけの間から、顔を出してVIP特別通路で通してくれます。
「へえ、」とトウモロコシの皮、までめくって手渡してくれるんだから、良いとこあるじゃん!!
キヨさんも今年のトウモロコシの味に、「う〜ん、甘い!!」と、絶賛します。
そのあとは諭吉ッちゃんの博物館にキヨさんも特別ご招待がありました。
えーっ、大丈夫??って?
ええ、オーナーもビビるチヅルさんの目が光っているんですもの、滅多のことは無い筈よ。
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8月2日
さあはじまりました!
諭吉っちゃんの夏野菜の収穫体験!!
早く皆さんにお知らせしたくてムズムズしていました。
そうです、「今年は変わったことやるだからな!!」と、大張りきりだった
「アレ」です。毎日のようにFTにやってきては「へえ、あれはどうか?これはどうに?」と言っていたヤツよ。
畑には立派なあずま屋に、トウモロコシを焼くグリル、ブランコにトンネルが出現したんですもの。
諭吉ッちゃんもどれだけこの日を待ちわびていたでしょうか。
皆さんも是非遊びに行ってあげてね!うふふ。
諭吉っちゃんの居るのは朝の9時から10時までの時間帯よ!!
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7月25日
お客様をお見送りした途端にファーストトレインのベルが鳴りました。
玄関には諭吉っちゃんです。
このタイミングは畑から様子を窺っていた様子です。
「へえ、キュウリと大根!!」と玄関にドサリと持ってきてくれました。
瑞々しくてそのままかじってみたくなるほどよ!!
有難う、ありがとう。
「トウモロコシがヘエ、八月始めにゃあ採れるかな、いつもの年よかは幾日か早いずらですって。
畑を指さしながら様子を報告してくれちゃいます。
ええ、一番にまた食べさせてよ!!
指折り数えて楽しみにしてるんだから!!
さあ、諭吉ッちゃんが持ってきてくれたキュウリと大根を今から早速いただくね。
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7月16日
梅雨明け間近を思わせる晴天の朝です。
雨上がりで畑の野菜たちも、ぐんと背丈を伸ばしているかのようです。
「へえ、今年は去年よか良いのができるぞ!!」と、諭吉っちゃんが言ってたのは、本当な様子です。
今朝はまだ諭吉っちゃんの姿が畑にありません。
ところが、久々のお陽様にどこからか蛇まで出てきました。
清里歴13年目になろうとしている私ですが、コレにはまだ修行が足りず怖くてなりません。固まっているしかすべがない。
よりにも寄ってこんな時に諭吉ッちゃんが居ないなんて!!オーナーもお手上げです。
確か小学校の頃は今以上のワンパクで、蛇を見つけては素手で掴んで女の子の前に「ほお、ほお!!」なんてやって諭吉ッちゃんは泣かせたと、いう話を瞬時に思い出しました。
すぐに諭吉っちゃんに電話を入れて「はやく!!へ、へび!!」とだけ言うと「なあに言ってるだ!?」に
「すぐ来て!!早く!!!!」と言うのがやっと。
「おう、長い棒持って、じっとしてろ!!」と、来てくれることになりました。
ところが怖くてショウガナイせいか諭吉っちゃんの姿が見えるまで長く感じて仕方ありません。
蛇は我が物顔でニョロニョロ歩いています。
やっと姿が見えたと思えば人の気も知らないでニヤニヤしています。
「勘弁してよ!小学校の昔みたいに絶対こっちにやらないでよ!!!!」
と、叫びました。
あっという間に蛇を林の奥まで持って行って戻ってきました。
これで一安心の私も今日の諭吉ッちゃんには、感謝しなくっちゃ!
ケーキを食べてもらわなくっちゃね!
「食べさせてあげちゃう??」に珍しく大テレの諭吉っちゃん、「蛇また呼んでくるぞ!!」だって。
笑えるんだから。
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7月5日
夏野菜たちも諭吉っちゃんの手間をかけてもらって今年の天気に負けずにぐんぐん丈を伸ばしています。
早速できたラディッシュを手に「へえ!一番にだぞ!!」と、持ってきてくれました。
相変わらず、FTに毎日やってくる諭吉っちゃん。
今日は貴重な写真を見せてくれました。
空から見た30年前の諭吉ちゃんの畑の景色なんだって。
「ねえ、ファーストトレインはどのあたりがそうなの??」と聞くと、「へえ、ココ。この茂みのこんもりしたとこ、このころはまだ猿がィただ!!へへへへ」だって。
ほんとかなあ。なんだか失礼なんだから。
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6月14日
諭吉っちゃんの夏野菜の大ファンの斉藤姉妹が来ています。
「諭吉っちゃん、畑に来ないのかなあ?」と、待っています。
そうよ、このところ毎日FTにやって来るんだけど・・。
いつも、時間もこちらの都合も考えずに「へえ!!」なんて出現するんだから今日はこちらから電話しちゃおうよ。
「へえ、どこにいるだか??」諭吉っちゃんの口調を真似て電話をかけると「おお!どしただ?」との返事にすかさず「今すぐ来るだよ!」 と言ってみました。「てへへへへ〜」と笑い声がした後に、本当に諭吉っちゃんが5分も経たずにやってきました。
斉藤姉妹も私も可笑しくて仕方がありません。
そこで、やって来てばかりの諭吉っちゃんに「還暦オメデト~」と、斉藤姉妹より諭吉っちゃんの大好物の焼酎のプレゼント。
大テレの諭吉っちゃんは、お礼も言わず「おお!」なんだから。
でも、「時間あるだか?」と、続けたあと、諭吉博物館に招待してくれることになりました。そうそう誰もが入らせてもらえる場所ではありません。
なんせ、諭吉っちゃんの制限がある秘密の場所なんですから。
着いた途端、わざわざ、まだ袋に入って値札がついている座布団を3人に貸してくれました。「まあ、優しいところがあるじゃん」その後は恒例の展示物の説明です。タップリの画像で見てみてね。
畑の日記はまだ、これから・・。明日は晴れるといいのにね。
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6月10日
気持ちがいい青空です。先日、諭吉っちゃんの畑から引越してきたバーコラをいよいよFTに立ち上げようと、基礎を堀り始めました。
柱を上げるのに近所の畦ちゃんにも手伝ってもらっています。
暑いくらいの気温に休憩を挟むため庭でカキ氷を・・と。
すると電話です。
「へえ!いるずらか?」「今どこにいるの?畑に姿が無いじゃない。なのに食べる音が聞こえたのかと思ったわ!今あのバーコラを建て始めているところよ!!」「ほお、んじゃそっちへ行くか!」
じゃあ、一仕事手伝ってもらう前に、諭吉っちゃんのもカキ氷をつくってあげるね。
畑の夏野菜は芽を出し始めたところです。
まだ、そんなに手が掛からないうちは、頻繁に諭吉っちゃんの姿がFTで見えそうです。
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5月28日
諭吉っちゃんの畑が、賑やかになってきました。
これからまた、何度「へえ!!」とファーストトレインに向かって呼ぶ声が響くことでしょうか。
諭吉っちゃんは還暦を迎えて、コレまで続けてきた牛のヘルパーの仕事も退職してますます畑に時間を費やせるとのこと。
「相談してえことが、あるだ!」と今日の植え付けの後、またもや、ファーストトレインにやってきました。
ええ、ニマニマして。
何を企んでいるのかしら・・。
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