2004年、今年もファーストトレインにお泊まりのお客様には、目の前の畑で高原野菜の無料収穫体験をしていただきました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。夏の高原野菜の味は格別!新鮮な野菜とふれあって楽しい思い出をつくっていただけましたでしょうか?また来年もいらしてくださいネ!
〜こんな人が野菜を作っています。〜
この人が諭吉っちゃんです。得意の照れ笑いで。
度々ファーストトレインのディナーに登場する「目の前の畑のゆきっチャン(福沢諭吉の諭吉って書くんですよ)」というオジサンが作るジャガイモがその畑で採れたものです。
諭吉さんはパッと見た感じは恐そうなんですが、この辺一体の大地主であり、笑うととても可愛らしくて、実はとても照れ屋さんです。トラクターに乗って作業している諭吉さんの姿がよく見られます。エンジ色の帽子がトレンドマーク。もっと驚いたのが“骨董好き”という隠された一面にウフフ。古いレコードに、蓄音機、昔の職人さんが手掛けた古民具に目がないそうです。こんな諭吉さんのことを知ってもうと、ますます諭吉さんの作る高原野菜の収穫が楽しみになるのではないでしょうか。
雨の後の雑草刈りは欠かせません。トウモロコシを大きく育てるために、そして夏にこの畑に収穫体験に来て下さる皆さんが畑の中を歩き安いように、という優しい心遣いに諭吉っちゃんの優しさを感じるのです。
▼畑日記
2004年も収穫する野菜の成長を報告してきました。
9月13日
春の種植えから、長い間お疲れさま。諭吉っちゃんのお陰で、この夏もおいしいお野菜を皆さんに召し上がってもらうことが出来ました。それから何と言っても、私がこの夏も健康で過ごせたのも、諭吉っちゃんの新鮮で栄養たっぷりのお野菜を毎日食べさせてもらったお陰です。ありがとう、ありがとう。本当にご馳走さまでした。見て!諭吉っちゃんのトウモロコシがおいしかったっていう皆さんからのおたよりもたくさん届いているわヨ。ほら、来年もまた来るって!! 本当にありがとう。
9月6日
台風がたくさんやって来ます。清里はいつもそれ程の影響は受けてないのですが、それでも雨が降って来ます。今朝、ファーストトレインの駐車場に、例年より早い山栗の「いが」がはじけて中からツヤツヤの栗がのぞいているのを見つけました。早速カゴを持って、また外へ出ると、畑には諭吉っちゃんが一人でボーッと足を投げ出していました。思わず栗のことは忘れてカゴを持ったまんま畑に入って行くと、たくさんトウモロコシをもいでくれました。その一つの皮をめくって“ウマイ食い方、教えてやるゾ。ヘェ、誰もこの辺のヤツらはまだ知らねーだ”と言って、秘密の食べ方を教えてくれたのです。ホント、サイコーです。ウフフ、ウフフです。ホウムランの味!!ヨ。みなさんも“チヅルさんに聞いたんだケド”と言ってみて下さい。もしかすると、こっそり教えてもらえるかもしれません。
9月1日
今日から9月です。
台風の去った諭吉っちゃんの畑は、トウモロコシ達が、まだまだ、数を蓄えています。
大風にビョンビョンさらされて斜めになりながらもたくましく畑に立っていたトウモロコシ。
愛しさでいっぱいになります。
今年は諭吉っちゃんがたくさん植えてくれたおかげで9月に入ってからも”甘えん坊”が味わえます。
8月19日
サーッと風が通り抜けてとても気持ちが良いです。トウモロコシ達もサワサワ葉をゆらしています。その間を皆さんが収穫に行きます。諭吉っちゃんオススメの食べ方の焼きトウモロコシは畑の中のテントの下で、グリルで焼いて食べます。じくを長めに折ってちょっぴり醤油をつけて、こんがりこげ目がサイコーです。私のエプロンもサワサワゆらして焼き上がった香りがこうばしく、畑を歩きながら食べる味は格別。ごちそう様、諭吉っちゃん。何よりぜいたくな、今日の私のおやつです。
8月13日
ファーストトレインの晩餐には、諭吉っちゃんの作った夏野菜を使っています。一番人気はやっぱり何と言ってもトウモロコシの「甘えん坊」です。皆さんにも畑に入って採って帰ってもらいます。清里の味をまたお家に戻られてからも思い出していただきたいと思います。食べながらご一緒した時間、清里のあの道、涼しい空気、星空。それから諭吉っちゃんも皆さんにお会いするまでの間にファーストトレインの目の前の畑で『美味しいものを食べてもらいたい』一心で、この野菜たちに愛情を注いだこともネ。
8月3日
諭吉っちゃんのトウモロコシが日に日に色づいて来ました。朝、初の『あまえん坊』を食事に出させてもらいました。お皿の上の『あまえん坊』の粒が、何だか初々しくて、とてもカワイらしいです。お客様も、もちろん残さず食べて下さいました。諭吉っちゃんに、皆さんが食べているところを是非一度、見せてあげたい気分です。だって本当に皆さん『おいしい顔』で食べて下さってるのですから。
8月1日
さてさて、諭吉っちゃんの畑ではオマケの野菜がたくさん出来ているの。もう皆さんもご存知よネ。そうそう、ファーストトレインのディナーはもちろんこの諭吉っちゃんの野菜達がたっぷり。ちょっぴりこの野菜達を、今日から皆さんに持って帰っていただくワ。だって“ぜったい野菜は食べたくない!”って言い張ってた小さなボクが諭吉っちゃんのナスビにキュウリ、ズッキーニにモロッコインゲンにジャガイモ、大根も残さず全部食べたのよ。スゴイ、スゴイ、スゴイと思わない?お家に帰っても清里で育った野菜なら食べてくれるはずだからネ。帰る時には“野菜大好き”だって!諭吉っちゃん、これってスゴイよネ。
7月29日
諭吉っちゃんのトウモロコシがパチンパチンに実を太らせています。身の色を見せてもらいました。ところがビッシリとつまったトウモロコシは、まだ白くて黄色ではありませんでした。「このまま白いのを寝かせれば熟すものなのかしら?」と尋ねてみました。すると諭吉っちゃんは「アンタはホントにオモシロイことばっか言うねぇー。トウモロコシは、そうはならんものなの。」ですって。トマトやバナナは青い頃にとれば色も実も熟すじゃない.....。そっか、そうはならないものなのネ。あと5日、枝につけたままにしておく必要があるそうヨ。
7月23日
すごいです。すごいです。いつの間にか私の身長を追い越したトウモロコシ達は、実もふっくらとして、あともう少しでいよいよ収穫ができそうよ。それから畑のまわりには、たくさんのズッキーニ、じゃがいも、モロッコインゲンと、3本の諭吉っちゃんのブルーベリーがあります。「諭吉っちゃんの野菜はみんな私の物でしょ、そうでしょ?」と言ってみました。諭吉っちゃんは“バカいってろしー”と大笑いしていました。でも否定をしないところを見ると、どうやら私のモノにしても良いようです。
7月17日
今日は諭吉っちゃんのトウモロコシではなく、初の諭吉っちゃんの「お姉サン」が作ったトウモロコシを持って来てくれました。同じ高根町の中でも、長沢ではもうすでに食べられる大きさなのです。ええ、今日のお皿に乗っているのは諭吉っちゃんの「お姉サン」のモノヨ。なかなかこういう機会も珍しくて良いでしょ。
7月16日
トウモロコシの丈がうんとのびました。やっぱり私の勘は当たっていました。モチモチの木に近くなる程、トウモコロシの背丈が高くなっています。木に近いものは160cmにもなって実がつき始めています。これからどんどんふくらんで、皆さんと味わえる日も、もう間近です。
7月7日
今日は「スゴイモノ」が完成しました。畑の脇にテーブルとイス、それに何とテントです。今年の諭吉っちゃんはとてもハリキッていて、トウモロコシを皆さんに畑の中でも食べさせてあげたいそうなのです。実は春ごろ、まだ種を蒔く前からそんなことを言っていました。それが“本当”になったのです。やるじゃん!諭吉っちゃんデス。
7月3日
昼過ぎに諭吉っちゃんからTELがありました。「農園に贈り物が届いてるぞ!」とのことです。TELを切って外へ出てみると、何故か玄関のお花の鉢は地面に下ろされていて、そのかわりそこにはズッキーニがどっさりとそこへ置かれていました。今年初の諭吉っちゃんのズッキーニです。諭吉っちゃんの姿はもうありませんでした。なんだか照れ屋の諭吉っちゃんらしいです。
6月30日
トウモロコシの丈がぐんぐん伸びて、50cmくらいになりました。だんだん強くなる高原の太陽をいっぱい受けて、サワサワと葉をゆらしています。畑の中を歩くのがワクワクします。
6月21日
巷の台風で清里もいつもよりたくさんの雨風が・・・。でもその後は素晴らしい青空です。トウモロコシたちは何故か私にはあのモチモチの木に近い程、背丈が微妙に高く見えます。物語の「あすなろ」の話を思い出します。早く大きくなあれ!! 諭吉っちゃんがオマケに植えたジャガイモが薄ピンクの花をつけていました。
6月18日
今日はJAにお勤めの篠村さんファミリーが遊びに来て下さっています。仕事では、農業についてプロ達の相談にものるのですから、"トウモロコシ" についてもさすがに詳しいです。まだ巷に出回っていない新品種のトウモロコシの種の大袋をおみやげに持って来て下さいました。そうなれば『大実験』ヨ。諭吉っちゃんに報告して、夏の収穫に合わせられるようにしたいです。
6月12日
雨がたくさん降った後の畑は緑もすっごく潤っています。トウモロコシはすごい勢いで伸びている気がします。今日メジャーを持って計ってみると20cmになっていました。
6月9日
ウッチー会長の提案で“ヤングコーン”を食べてみよう・・・ということでしたが、まだまだトウモロコシの形にもなっていません。諭吉っちゃんにその旨を話すと、"イヤー、チョーシ狂っちまうだよー、何だか鳥が芽をアチコチつまんで引っこ抜いてるんだってー" 又話のチグハグさに大笑いです。そのかわり明日、諭吉博物館にウッチー会長は招待してもらうことになりました。
6月8日
雨が降ったりやんだりしています。トウモロコシの芽がずい分伸びて来ました。今日で一番初めに蒔いたトウモロコシの丈は10cmになっていました。
5月30日
雨が降るという予報が続く中、ずっと清里は「イイ天気」で、さわやかな風が吹いています。諭吉っちゃんは今日、新しいところにまたトウモロコシの種を植えています。少しずつずらして、夏の時期に長く収穫できるように、とのことです。
気持ちの良いこの時期、山菜もたくさんひそんでいるのよ。畑のまわりの林を諭吉っちゃんの後ろについて歩くと、"これ、食えるんだゾ" "これは赤い花をつける" etc..... 
"こういうのが(林の中を歩く)嫌いじゃなければ、少々何があっても食いつなげるから覚えといた方がイイ" ですって。ナルホドです。
5月28日
諭吉っちゃんのとうもろこしの畑は、昨年より拡大しているようです。昨年よりもっとたくさん収穫できるように、そして皆さんに食べてもらいたいそうです。この間蒔いた種も、そろそろ芽を出しそうです。
5月21日
今日は諭吉っちゃんからファーストトレインに電話がありました。「ベンチの所でお客さんが来てるぞ」と。諭吉っちゃんの畑からは確かにファーストトレインがよく見えるので、あわてて外へ出てみると、なんと諭吉っちゃんがベンチに座っているのです。「お客は、オレだ!ワハハハハ」もうびっくりするじゃない。手にはあの牛の初乳を持っていました。「これ、好きでしょ!」と、私をびっくりさせたのなんてお構いなしです。でも、私もこんな諭吉っちゃんに笑顔にさせられてしまうのです。台風もどこかに行ってしまったようです。
5月18日
諭吉っちゃんの畑にはこっそりお楽しみの物が必ず見つかります。昨日、植えたばかりのトウモロコシの種の脇に2列だけジャガイモが、、、。もうすでに芽が出ていました。いつの間に!?です。
5月17日
今年も、あの目の前の畑で諭吉っちゃんのトウモロコシ作りが始ります。ええ、モチロン諭吉っちゃんは昨年にも増して張り切って下さっています。今日は小雨が降る中、オーナーを誘いに来ました。「いよいよ種播くぞ!」と。なんとも妖しい機械を持っています。種播き機と穴開け機です。昨年はこんな機械ありませんでした。諭吉っちゃんも皆さんがあんなに喜んで下さったのが嬉しくって、今年は収穫本数をもっと増やすために植えるからだそうです。