ドアノブ
あふれるほど、便利で綺麗な物があるっていうのに・・、そうかしら!?私には、それでも古い物のほうが味があってカッコよくて素敵に映ります。ここには、もともとレバー式の銀色のノブがついていました。必ず部屋から部屋に移動する時には触る物です。ある日、トールペイントの絵の具で色を塗ってみましたがヤッパリ何か違います。しばらく皆さんには気づかれませんでしたが・・。本当に昔から使われて来た歴史を持つものには適いません。貫禄があるの。鍵穴つきのプレートに真鍮が濁った色になるまで使い込まれたドアノブはカチャリとドアを開けて何人の人を迎え入れたのでしょうか。その手がノブにかかった時ドキドキしたのかしら。いろんな想いを乗せて開かれるドアもこのノブがないと開かなかったのですもの。

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