ナッツグラインダー
アンティークに関しては、木製のキズや鉄のさび具合、ブラスの濁った色の素材そのものの色にときめいて、素材の上にベッタリ色が付いているものはあまり手にしたことがありませんでしたが、このナッツグラインダーだけはちょっと違いました。
上にナッツを入れてハンドルを回すとしたのビンの中に砕けたナッツが落ちる仕組みになっていてお菓子作りには有難い道具です。
所狭しと並ぶアンティークの中から小さなフォルムで私に強い視線を投げかけて素通りを許しませんでした。
とうとう手にとってハンドルをくるくる回してしまったのがイケナカッタ。
「ほら、1つは欲しいと思ってたって言ってたじゃない。」
「赤もイイでしょ」このナッツグラインダーは次々と言葉を投げてきます。
一旦は置き戻したもののこんなにオーラがあるアンティークも久しぶりです。
やっぱり気になって連れて帰ってくることにしました。
ケーキを焼くときにナイフでピンピン飛ばしながらナッツを刻んでいたのでその役にも立ってくれそうです。